「リラックスしよう」です。もう、それでOK。
素晴らしい講座を作ろうとか、みんなに深い学びを届けようとか、そう考えてもらうこと自体はもちろん大歓迎です。が、「そうでなくてはいけない」とは考えないでください。単純に考えて、発表が得意な人、得意ではない人がいるのは当然ですし、あなたの常識や経験が、ほかの世界に生きる人に新鮮であることは、その技能と無関係な真実です。それはもう、自然体で発表してください。
以上のことは大前提とした上で、それでもついつい思い込んでしまう「やらなくちゃ」をときほぐすため、いくつかのヒントを以下に記録しておきます。
パワポを使わなくちゃ?まったく不要です
発表と聞いて、パワーポイントでプレゼンテーションをしようと考える人が多いので、なんとなく、パワポ作らなくちゃと思う人もいます。が、全然いりません。紙に要点を書いてくばってもいいし、何も配らなくてもいいでしょう。主役は発表内容ではなく、発表者なのです。「パワポを使いたい!」と思った場合はどしどし使ってください。
自分が主題にくわしくなくちゃ?大丈夫です
先生役って呼ぶと、そう感じてしまうのだと思いますが。発表者が聞き手よりも詳しいこと、得意なことを披露する必要はありません。基本的に相互な勉強会ですから。単純に「自分はこれに興味があって、みんなの意見を聞きたい」とか、「みんなのおすすめ本を教えてくれ」でもいいです。みんなが互いから何かを学ぶことができれば、「いっしょに心理テストをやってみよう」等もいいと思います。
講座の時間を使い切らなくちゃ?そんなことはありません
講座に90分あるから90分の内容を用意しなくちゃ!と思う必要はありません。時間があまっても全然いいんです。残り時間に楽しく雑談できるなら、それも充実した講座体験と言えますよね。
新参者だからと遠慮しなくちゃ?遠慮しないでください
むしろ、新しい参加者の方には積極的に発表して欲しいです。発表を通じて、「この人、こういう人なんだー」と見えることも多いですから。そういう意味では、なかなか発表者として挙手しない人には運営メンバーから「発表しちゃってよ」と相談させていただきます。ぜひ、応えてやってください。
何度も発表するのは出しゃばり過ぎ?全然OKですよ
ぜひ何度でも発表してください。連続になってもかまいません。おとなり大学では、特定に日程を設けずに、まずは発表者と会場の都合で日程を設け、来れるメンバーが聞きに来るというスタイルです。なので、同じ人が連続になろうと、回数が多くなろうと、来れる人が来るだけなので、誰にも邪魔になっていません。遠慮なく発表しましょう。